こんにちは!とり天です!
新しい情報にアクセスできる今の時代、目の前のことに集中しづらくなっています。
また、技術が日進月歩で発達する世の中では変化が大きく将来に対する漠然とした不安を抱えている人も多いと思います。
将来に対する不安などのネガティブな感情に振り回されずに、
目の前のことに集中している状態を“マインドフルネス”な状態と言います。
当記事では、
・何が私たちをマインドフルネスな状態から遠ざけてしまっているのか?
・マインドフルネスとはどのような状態か?
など、私が学んだことを紹介しています。
・将来に対して不安な気持ちを感じてしまうことが多い。
・自分の感情をコントロールに振り回されていると感じることが多い。
手早く記事の内容を理解したい人は、
記事の要約をご覧ください。
また、次の記事ではマインドフルネスの実践方法について紹介しています。
まずは、実践的な方法を知りたい方は以下をご確認ください。
1.当記事はこんな人にオススメ
- 漠然とした不安を感じることが多い人
- 人から言われたことを繰り返し考えて落ち込み易い人
- 集中力を伸ばしたいと思っている人/やるべきことに集中できない人
- マインドフルネスに興味がある人
2.集中を妨げるマルチタスク
スマホからの通知があると今している作業よりもそちらが気になってしまう。
用がないのになんとなくスマホを開いてSNSを見てしまう。
このような行動をしてしまう人はすでに1つのことに集中し辛くなっているかもしれません。
複数の作業を並列して処理することをマルチタスクと言い、2011年の実験ではマルチタスクにより誘惑に弱くなり、刺激を求める傾向が強くなってしまうことが確認されました。
刺激を求めてしまうため、
- スマホを見ていて数時間経ってしまった
- 周囲の音が気になって仕事に集中できなかった
- やらないと決めていたことをしてしまった
などついつい誘惑に負けてしまう結果、自分を強く責めてしまい自信の喪失にも繋がります。
つまり、
- ①:意識が分散していることで自分を制御する力が弱くなる。
- ②:結果的に集中したいことに意識が向けづらくなり余計なことをする。
- ③:我慢できなかった自分を責めたり、このままではダメだと漠然とした不安を感じる。
- ④:ますます意識が分散する。
という悪循環が発生してしまいます。
この悪循環から抜け出すためには、
起きたことをありのまま受け入れて、意識の分散を防ぐ(=目の前のことに集中する)ことが重要です。そして、目の前のことに集中できている状態のことをマインドフルネスと言います。
3.マインドフルネスで得られるものとは?
マインドフルネスであるということは、
- ありのままを受け入れる
- 感情を受け入れて次を考える
ができる状態だと言えます。では、具体的にそれぞれはどのような状態なのでしょうか。
3-1.ありのままを受け入れる
ありのままを受け入れるとは、感情や判断を入れずに物事を受け止めるということです。
例えば、朝外に出て雨が降っていても、「雨だ。。。最悪」と考えるのではなく、「雨が降っているな」とだけ考えるのです。
ありのままを受け入れることができれば、目の前のことに集中できるようになります。
なぜ、受け入れることと集中が結びつくのでしょうか。
上司の依頼で作成した書類を提出した際に、何らかのミスで注意されたいう状況を例に考えていきましょう。
ミスに対する指摘を受けた際にあなたは心の中で、
- 「またあの上司に怒られた。。。嫌われているのかもしれない」
- 「なんで自分ばかりが怒られるんだろう」
- 「もしかしたら、仕事をクビになるかもしれない」
しかし、これらの思考は事実でしょうか。答えは“いいえ”です。
これらの思考は、雨の例で言うところの「最悪」という感情や判断に他なりません。
事実はたった1つで「上司から提出した書類に対して指摘を受けた」と言うことだけです。
もちろん可能性は0ではありません。
それでも、その事実を告げられたわけではありませんし、嫌われていることが事実だったとしても実はそれだけの話なのです。
仮に上司があなたのことを嫌いだったとしても、 (指摘内容が妥当であれば)指摘された箇所を直せば作業はその修正で完了しますし、今後は同じミスをしなくなる分仕事が早く完了できるようになるでしょう。
つまり、
指摘された事実を受け入れて指摘内容と指摘理由を正しく理解し(=ありのままを受け入れ)、
その書類を修正して次のミスに備えれば終わる話なのです。
しかし、マインドフルネスではない状態だと、くまのプーさんのピグレットのように「〜されたら、どうしよう。。。」と同じことを何度も考えてしまうことで脳が不安に支配されてしまうのです。
ですから、同じ思考の繰り返しを止め、目の前のことに集中するためには
まずはありのままを受け入れることが非常に重要なのです。
3-2.感情を受け入れて次を考える
また仮に、 「上司に嫌われているのかもしれない」と考えたとしても、その不安な気持ちを受け入れるとどうなるでしょう。
不安を感じた事実を受け入れると、あれこれ考えることを止め思考が次のステップに進みます。
- 「どうして嫌われているのか?」
→お酒の席でひどいことを言ってしまったかもしれないからちゃんと謝罪しよう。 - 「そもそも嫌われていることで問題は発生するのか?」
→仕事上絡みは多くないし、最悪もっと上に相談することもできるな。 - 「好かれる事によるメリット、デメリットはあるのか?」
→同僚は業後頻繁にお酒に付き合わされていて大変そうだから、嫌われている方がちょうどいいかも。
このように、実は不安を初めとするネガティブな感情が悪いわけではなく、 ネガティブな気持ちを繰り返し考えてしまうことで、次の一歩を踏み出せなくなることに問題があるのです。
だからこそ何かが起きた際には、 すぐに感情で行動・判断するのではなく起きた事実や自分の感情をありのままを受け入れ、 その上で必要な対策や行動を取れるようになることが大事なのです。
では、どのようにすればマインドフルネスな状態に自分をすることが出来るのでしょうか。
以下の記事で説明しています。
記事のまとめ
・マルチタスクにより誘惑に弱くなり、刺激を求める傾向が強くなってしまう。
・マインドフルネスには感情や物事をありのままを受け入れることが重要。
・事実や自分の感情をそのままを受け入れると必要な対策や行動を取れるようになる。
終わりに
いかがだったでしょうか。
マルチタスクがもたらす悪影響や、対策としてのマインドフルネスな状態についての理解を深めて頂けたのであれば幸甚です。
不明な点や、何が間違い等ありましたら、問い合わせから連絡をお願いいたします。
コメント