【メンタルケア】不安な気持ちを強くする〜マルチタスクの弊害〜

メンタルケア

こんにちは!とり天です!

皆さんはマルチタスクという言葉をご存じでしょうか?

複数の(マルチ)作業や仕事(タスク)を同時にこなすことを意味しており、
仕事ができる人の象徴のようにも思えます。

しかし、マルチタスクは脳に悪影響を与えることが知られています。

当記事では悩みの原因やマルチタスクがもたらす弊害の説明を通して、
マルチタスクの脳による影響を最小限に防ぐための方法について説明しています。

こんな悩みはありませんか?
・ついつい注意が発散して目の前のことに集中できない。
・将来に対して不安な気持ちを感じてしまうことが多い。
・自分の感情をコントロールに振り回されていると感じることが多い。

手早く記事の内容を理解したい人は、
記事の要約をご覧ください。

1.当記事はこんな人にオススメ

ストレスとは何か?

 
      
  • 不安な気持ちに悩んでいる人
  •   
  • メンタルケアに興味がある人
  •   
  • 集中力を伸ばしたいと思っている人/やるべきことに集中できない人
  •   
  • スマホ/携帯電話をついついイジってしまう人
  •  

2.悩みの原因とは?

ストレスによる”悪”影響

我々が抱える悩みは、以下の2つに大別されると言っても良いでしょう。

 
      
  • 過去の失敗や後悔
  •   
  • 未来に対する不安や心配
  •  

過去の失敗や後悔

例えば、

 
      
  • 就活での面接やお客さんとの会議の場で思ったような受け答えが出来なかった
  •   
  • 友達と喧嘩して酷いことを言ってしまった
  •   
  • 朝寝坊したせいで支度を焦り忘れ物をしてしまった
  •  

これらは過去に起きた事実に対してあれこれと思いを巡らせている状態です。 事実は変わらないし、会議や喧嘩に至っては相手がどう思っているかもわかりません。

私たちはこのような“変わらない”ことや“わからない”ことに対して気を揉み悩んでしまうのです。

未来に対する不安や心配

“わからない”ことと言えば、未来に起きることもそうです。
例えば、

 
      
  • 翌日の面接や会議が上手にできるかを考えてしまう
  •   
  • 将来病気になるのではと考えてしまう
  •   
  • 人に嫌われてしまうのではないかと考えてしまう
  •  

これらは過去に起きた事実に対してあれこれと思いを巡らせている状態です。 事実は変わらないし、会議や喧嘩に至っては相手がどう思っているかもわかりません。

私たちはこのような“わからない”ことや“変わらない”ことに対して気を揉み悩んでしまうのです。

3.集中を妨げるマルチタスク

集中を妨げるマルチタスク
 
      
  • 現代に蔓延るマルチタスク
  •   
  • マルチタスクの悪影響
  •  

3-1.現代に蔓延るマルチタスク

では、なぜ過去や将来に対して意識が向いてしまうのか。それは今に集中できないからです。

では、なぜ今に集中できないのか。その要因の1つはマルチタスクです。
マルチタスクとは、複数の作業を同時にこなすことです。

パソコンやスマホなどの電子機器やインターネットの通信の発展により、どこでも仕事ができるようになり、円滑なコミュニケーションが要求されるので、会議の資料を作っている合間に電話やメールに対応するなど、このような状態もマルチタスクと言えます。

その他にもこのようなものがマルチタスクの一例です。

 
      
  • 作業をしている最中に上司から話かけられる
  •   
  • スマホでゲームをしながら、テレビで映画を見る
  •   
  • 勉強、仕事をしながら、ついつい来たラインやメールを見る
  •  

3-2.マルチタスクの悪影響

マルチタスクに対して、たくさんのことを並行してでき、時間を有効活用することができると言った、ポジティブなイメージを持つ方が多いかと思います。
しかし実際には、マルチタスクによる時間を有効活用できるどころか、有害とさえ言えます。

では、マルチタスクにはどのような悪影響があるのでしょうか。

先ほど紹介した例は日常で起きていることであり、その時には私たちの脳は意識が分散している状態にあります。
意識が分散するため外部からの刺激に影響を受けやすくなるため、1つの作業に集中して事に当たることができなくなってしまいます。

メンタリストDaigoさんの『超時間術』の中で紹介されている実験では以下のような悪影響があることが紹介されています。

 
      
  • アメリカのミシガン州立大学の実験
      →異なる種類のタスクを複数行うとそれぞれのタスクの達成率が25%下がる
  •   
  • マイクロソフトの調査
      →電話対応完了した際に、集中を戻すためには15分かかる。
  •  

マルチタスクの脳による影響を最小限に防ぐためには、1つのことに集中・没頭できるようなることと、マインドフルネスな状態で日々を過ごすことが求められます。

4.今、ここに集中する=マインドフルネス

集中を妨げるマルチタスク
 
      
  • マインドフルネスとは?
  •   
  • 今、ここに集中することの重要性
  •  

4-1.マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは、簡単に言えば「今・ここに」集中すること。 自分が今感じていることや自分が今している作業に集中することです。

例えば、
息を思い切り吸って、同じ時間かけて吐くとか、 音楽を聴いたり動画を観たりせずに、散歩をするとか、 自分の身体の緊張状態に意識を向けてみるとか、

どんなことでも良いので、1つのことに集中することです。

その際に、
「明日のプレゼンの準備終わってないな」とか
「昨日なんであんなこと言っちゃったんだっけ」とか
余計なことを考えてることに気付いたら、そのことを素直に受け入れて、また今やっていることに意識を戻すだけで良いのです。

4-2.今、ここに集中することの重要性

人生は繰り返しであり、日々の積み重ねです。1日1日、言うなれば一瞬一瞬の積み重ねこそが人生です。

今に集中し、良い時間を過ごしたという感覚があればその1日は満たされたものになり、満たされた1日を1年続ければ充実した1年になるでしょう。そして、そんな年々を送ることができれば、人生は幸せなものになるでしょう。

このように日々の繰り返しによって我々の人生が紡がれていくというものの考え方は、 「循環型思考」と言います。

日々の生活において循環型思考を意識できるようになると努力や習慣など自分のためになることを継続し、破滅的な行動を避けるようになります。

今日さぼっちゃうと明日もさぼっちゃうから、今日しっかりやろう!と言った具合で自分の気持ちを奮い立たせてくれるからです。

過去の失敗から学んだことを活かし、目の前のことに集中し日々実績を積み重ねることで将来を作り上げていく。そのためには、今目の前のことに集中することこそが要であり、このことが過去の後悔や未来への不安を解消するための効果的な方法の1つなのです。

細かい紹介は別記事で行いますが、マインドフルネスを実践する簡易的な方法としては、

 
      
  • 数分間深呼吸をしながら呼吸に意識を向ける
  •   
  • 風景や音など決まったものにだけ意識を向けながら散歩をする
  •   
  • テレビや動画などを観ずにご飯を食べる
  •  

自分の意識をしていることに向けながら、今ここに意識を向ける感覚を身につけていきましょう。

記事のまとめ

記事のポイント

・私たちの悩みは過去の失敗や後悔未来に対する不安や心配に大別される。
・マルチタスクにより誘惑に弱くなり、刺激を求める傾向が強くなってしまう。
・マインドフルネスになり、今に集中することが過去の後悔や未来への不安を解消するための効果的な方法である。

終わりに

いかがだったでしょうか。日常における不安との向き合い方について、皆さんのお役に立てていれば何よりです。

以下の記事でマインドフルネスの具体的な効果(こちらは入門編)や、
身につけるための具体的な方法(こちらは実践編)を紹介させていただきます。
是非、興味がある方はこちらをご確認ください。

不明な点や、何が間違い等ありましたら、問い合わせから連絡をお願いいたします。

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